アンティークコイン 洗浄 について!?

記事

2016.7.17


アンティークコインTV編集長の神田茂樹です。

さて、通常アンティークコインは洗浄しない方がもちろん価値はあがりますし「味」が出ていい!
そもそも、「入手した時の状態を如何に保持できるか!!!」という部分が最も重要でそのためにスラブに入っているようなものにはなりますが・・・・。

やはり、ここは編集長として独自の視点で突っ走っていきたいと思っています。
今回は、違った角度でコラムを書いて行きたいと思っています。
「コインの洗浄」についてです。

賛否両論あるかと思いますが、私は突っ走ります。 

「ありのまま」が基本のコインですが、コインの洗浄ってどうやってやるんだろう?
と思った事ありませんか?
僕はあったので、調べてみました。

出来るだけ失敗しないで済む方法を書き綴っていきたいと思います。
あくまでも方法なので、悪くなる場合もあるかもしれませんので、自己責任でお願いしますね。 私は責任とれませんので。

▼コインの洗浄▼
コインを水洗いしたり、中世洗剤で洗浄する事は、特に構わないと思います・・・が!
だからと言って硬いスポンジでゴジゴジこすったりする事は禁物ですね。
市販されているスポンジ類も、強くこするとやはり傷はつきますね。

そこでいいなと思ったのは、「超音波洗浄機」ですね。

修正画像

よく眼鏡屋さんの前においてある眼鏡を綺麗にしてくれる機械です。
僕も利用した事あります。
あの機械は振動で綺麗にしてくれているんですが、薄い中性洗剤が入っているようですね。
汚れを超音波を水で落としてくれるんですね。

▼銀貨のクリーニング▼

方法①
市販でコインクリーナを使用します。
これは、一番手軽な方法ですね。
銀貨と市販のコインクリーナを冷蔵庫でよく冷やすみたいです。
反応速度を落とした上で、1回10秒程度浸すのを繰り返します。
軽い銀の曇りは、大体これで落とせるようですね。
ただし、薬品を使う場合に共通する注意事項は
よく水洗いをして、薬品分を落とす事は必須になりますね、
もし薬品が残っていたりすると、変色や腐食の原因になることがありますね。
せっかく綺麗にしようと思っているコインですので、そこはしっかりやりたいですね。

方法②
銀装飾品 ポリッシャークロスやクリームを使う。
こちらも手軽な方法です。
貴金属売り場の販売員の方がやわらかい布を使って磨いているのを見たことがあります。
あの布は、柔らかい布に銀研磨財を染み込ませた専用のクロスなんです。
大事な事はあまり力を入れて磨かない事になります。
汚れた布は頻繁に交換する事が大事です。
コインの付着している汚れには、硬い砂状のものや金属質の物があり、それがついたままの布でコインを拭くと逆に傷をつけてしまいます。

髪の毛みたいに細い傷なのでヘヤーラインと呼ばれますが、磨き傷の入っているコインとして、評価を下げる事となります。

方法③
プラスチック消しゴムを使う。
ブラスチック消しゴムには、研磨剤が配合されており、その硬度は銀より若干低い設定になっているらしく、硬くこする事で銀錆びを落とすことが出来ます。
消しゴムの種類によっては、配合されている研磨剤の種類に差異のある可能性が高いので、一度銀貨で傷がはいらないか?確かめたうえで作業に入る方がよいと思います。
コインの硬度が銀の含有度や配合される金属で変わってきますので、慎重に作業された方がいいと思います。

▼銅貨のクリーニング▼

銅貨は、基本的に磨いたり洗ったりしてはいけません。
あの甘~い食べ物。チョコレート色がいいと思います。
錆自体が保護膜にもなっているようです。
火中銭という状態がありますが、これは言葉そのままで、火事にあったコインです。
特徴はとても黒っぽいことです。

方法①
素系の漂白剤や酸を使う。
はっきりいって、お勧めできませんが、これはもう錆でどうしようもない!という状態の時に、失敗(銅変色)覚悟でやる方法だと思ってください。
有名なのは「サンポール」ですが、漂白剤に付けている時間は、目で見ながら調整します。つけっぱなしにしていると、ボロボロになってしまいます。肝心なことは、処理後に薬品を完全に除去しなくてはいけないという事です。残るとそこから腐食が始まり、小穴があきます。何度かそうではないか?というコインを見ましたが、表面がザラザラで、ルーペで見ると大きめの巣穴様のものが全面に拡がっていました。コイン面の窪みや、細かい彫刻の施された部分に入り込んだ酸は、なかなか落とせません。確実に落とすには、終わったあと良く水洗いし、そのまま鍋に入れて水でぐつぐつ煮る事です。この方法で、酸を飛ばしてしまいましょう。一時研究?した事があり、酸であれば実はなんでもOKでした。醤油やタバスコ、ソースがいいと言う 人もいます。いずれにしても、余りお勧めしません。 巧くできたといえる方が少なかったからです。

方法②
銅磨きクリームを使う。
ホームセンターなどで、1缶300円くらいで売っています。
代表的なブランド名は、「ピカール」です。これは、もう、強めの研磨剤で削り落とすという感じです。布につけて、ゴシゴシ磨いてしまうと、次第に錆びが落ち、銅の地色が出てきます。が、入り組んだ場所の錆びは、中々落ちなくて、逆に図柄のない地肌はピカピカになるなど、仕上がりはとても不自然な感じになります。刻印されたコイン面の、盛り上がった部分を削りますので、角が取れて丸くなる仕上がりとなり、錆びは落ちても著しくコインの評価を下げる事になります。緑青が付いた部分だけに使うとかにしましょう。

方法③
象牙の棒でこする。
象牙は銅よりも柔らかく、緑青よりも硬いために、これで錆びをこすり落とす事が出来ます。緑青が盛り上がって付着している場合などに有効です。古い印鑑などを、骨董市で入手すると良いでしょう。
方法④
ツバキ油を塗布する。
これはコインの表面保護に有効です。また、しっとりとした輝きが出ますよ。

▼金貨のクリーニングについて▼
これはやってはいけないです。
金錆は、時代色というか古色と申しますか、とても風情のあるものであり、美しいと感ずるべきだと思います。

ここまで色々なコインの洗浄方法を書いてきましたが、コインの種類によって方法が全く違うんです。
それほど、コインは繊細な物なんですね。

僕も実は繊細なんです。
そんな今日もポップコーンを片手に(またかよ)大好きな古代コインとイギリスコインを部屋で眺めます。


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