こんにちは!
古銭コレクターのコータです。
今回はヤフーオークションのマーケットについてお話していきたいと思います。
2016年1月15日、ついに落札手数料が無料になり、
ヤフオクマーケットが勢いを取り戻してきたように見受けられます。
2016年1月1日の段階で約65000枚のコインの出品数が、
1月17日時点で70000枚以上に増えるなど、
手数料無料の反応がいかに大きかったか伺えます。
さらに去年放映された「なんでも鑑定団」に世界一美しいコインと称されるヴィクトリア女王の『ウナとライオン金貨』が鑑定に出品され注目を集めるなど、
メディアでもアンティークコインを見かける機会が多くなってきております。
その効果もあり、『アンティークコイン』自体の認知度もかなり上がって来てると言えるでしょう。
その影響かはわかりませんが、ヤフオク内での
「英国コイン」
「エリザベス女王モチーフのコイン」
などは、去年から出品数増加に加え、価格も上昇してきています。
これからもさらに上昇していくことが期待できますね。
ヤフオク内ではやはり「日本のマーケット」という事だけあって、
現在40%は日本の古銭や近代貨幣が出品されています。
中でも「一圓銀貨」「貿易銀貨」がかなり注目を集めています。
やはり、自国ということで収集に興味を持つ方が多いですが
、非常に偽物が多く、ヤフオクのようなネット販売では実際に手にとって確認できません。
そのため評価の高い信頼できる出品者様か、
ストア登録されてる方から購入するのが一番リスクが低く取引ができるかと思います。
国内ではとても人気のある「日本国コイン」ですが、
世界中のマーケットからみるとあまり人気がないようです。
なぜかというと、エリザベス、ナポレオンのようなその時代の統治者が打刻されてるコインにロマンを感じる方が多いからのようです。
日本はフランスのような統治者が代わる国ではなかったので、
国民に権力を示したり、他国に権力を示す必要がなかったのでしょう。
例外もあり、
日本の「10圓金貨」は少し人気があるようです。
鳳凰モチーフでデザイン的に優れていると評価されています。
ヨーロッパのコインはデザイン性が高いのも人気の1つの要因かもしれません。
私がヤフオクをチェックし始めて、ここ2年間はかなり大きな動向がありました。
まず1つ目は、
『ヨーロッパ諸国コインの出品数増加』です。
これは、近年の中東の内戦やISISの台頭によるものでしょう。
かなり資本がヨーロッパに流れて、現物資産の需要が高まっているからだと思います。
現に今まで見たことのないマイナー銀貨やヨーロッパ各建物の記念メダル、
権力者の結婚式記念メダルなど、
コレクターとしてはたまらないもの商品が多数見られます。
そして2つ目は、
『精巧な偽物の増加、偽スラブの増加』です。
とても残念ですが、やはりネット販売なので手にとって見れませんのでトラブルは多いです。
さらに注意が必要なのが、冒頭でも書きました『勢いを取り戻したヤフオク』なのです。
イーベイ、
セカイモン、
楽天オークション等、
ネットオークションサイトが存在していますが、
「出品」「入札」どちらをとっても一番手数料がかからず、
手続きなども簡単で始めやすく、
初心者でも敷居が低い「ヤフオク」に悪徳業者が潜んでいます。
複数のコインを見てきた熟練コレクターは価格、写真等ですぐ怪しさに気が付くのですが、まだまだ経験が浅い方はかなりの確率で騙され、
返品不可で泣き寝入りをしてるのをよく見かけます。
よく商品説明などを確認せず、市場調査もせずに勢いや好奇心で入札してしまう方が多いのではないのでしょうか?
オークションのため、時間のリミットもありきっと焦ってしまうのでしょうね。
私も昔はかなり痛い目をみました。
この場合、経験をして慣れてしまえばこんな失敗こそなくなるのですが、これより厄介なのが『偽スラブ』です。
「スラブに入っていれば鑑定済みで、安心!」
という定説はヤフオク市場では崩れかけてきています。
実は僕自身かな~り精巧な偽スラブを発見した事があります。
では、何故偽スラブとわかったのか?
といいますと、
スラブナンバーは偽造してて本物と同じですが、
よくよく見るとスラブで固定されてる「コインの傾き」「字体の違い」「字同士の間隔の違い」に気付いたのです。
ヤフオクの規定では偽造品、海賊版の商品は出品禁止なのですが、
この出品者はそれを気付かず出品してるか、悪意があるか、、、
真意はわかりませんがどちらにせよ、
このような商品が1つでもある出品者から落札しないのが1番です。
しっかり出品者の他の商品もチェックする。
これはかなり重要です。
ヤフオク自体かなり出品数も多く、
掘り出し物のコインまだまだ潜んでいるはずです。
ただ偽物もあり、悪徳業者も介在している…
という事はしっかりと頭にいれつつ、
めんどくさがらずにここまでお話ししたことをしっかりチェックした上で、
お気に入りのコインを「安全」に手にいれて頂ければと思います。
よかったら入札、購入の際はこれらを確認しながら商品の選定をしてみてください。
それでは今回はこの辺で失礼します。