こんにちは。神田です。
今週は、倉永編集長が葉山満さんのセミナーでゲスト講師させていただいたみたいです。
彼は、とてもアクティブな人なので、とても尊敬しています。
葉山さんのライブ配信に彼が出ていたのでよかったら見てあげて下さいね。
今後もアンティークコインTVを担う人として、積極的に頑張ってほしいと思います。
(僕はとてもインドアなタイプなので、セミナーで登壇する勇気はありません。)
さて、今日は久々に古代コインです。
好きと公言しておきながら「神田って全然古代コイン書かないじゃん」とそろそろ思われてしまいそうな僕。。
僕が古代コインの魅力だと思っているのは、ストーリー性の高さです。
コインを眺めて、その人物を知るほどに、ドンドン愛着が沸きます。
しかも、古代コインはまだ価格帯が低いものが沢山あります。
そんな古代コインが、投資という意味でも、コレクターという意味でも、僕は大好き。
(”買えるから楽しめる”というは、おおいにあると思います)
イギリスコインも大好きですけど、なんといっても高い。。。
レコードプライスもどんどん出ているので、もう僕には手が出せないかもしれません。。
さて、前置きが長くなりましたが、
少し勉強になる皇帝スト―リーを加えつつ、書いていきます。
■賢いリーダー アウグストゥス
初代皇帝。
8月(August)は彼の名前からきている話は有名ですね。
ちなみに、8月を31日にして、2月を28日に減らしたのは彼でした。
ローマに栄光をもたらし、歴代の皇帝からは「理想の統治」とも言われていました。
皇帝には珍しく、暗殺されたりする事もなく、人生を全うした人物です。
国をかなり改革し、「ローマの平和」を実現させたとても賢い皇帝。
神聖なるローマ帝国の繁栄も彼無しでは語れませんね。
デナリウス貨
写真のものは非常に状態が良いですね。
彼のコインは残存しているもので状態の良いものが少なく、
このように状態の良いものは非常に希少性が高いです。
また良いものが少ないため、市場にもあまり出て来ません。
■初代引きこもり ティベリウス
二代目皇帝。
前皇帝の親戚にあたり、
他に後継者に相応しい血縁者がいなかった皇帝に強要される事が多い人生でした。
(離婚させられ、好きでもない人と無理やり再婚)
悲しみに暮れ、島に引きこもっていたところを皇帝にされ、無理やりローマへ戻ります。
当初は積極的に統治に尽力した彼でしたが、
その後全てが嫌になり、また島へ引きこもってしまうという。。
まさに初代引きこもりですね。
デナリウス貨
当時、イエスキリストが「カエサル」と呼んでいたのは彼であり、
このコインは「ティベリウスペニー」や「献納のデナリ」と呼ばれ、
キリスト教徒の多いヨーロッパでは人気が高いと言われています。
ですが、そんなイエスキリストを処刑したのは彼です。。
■パリピ カリグラ
三代目皇帝。
彼は、ローマ皇帝で初の”国民の絶大なる人気”を得て皇帝になった人です。
しかし、自身が皇帝になった時、その嬉しさに御祝儀としてお金を配ります。
もちろん、みんな大喜び。そんなカリグラはその後調子に乗りまくってしまうのでした。
度重なるイベントの開催、豪遊を繰り返し、ローマを破産寸前に。。
パーティ―ピーポーはほどほどにした方が良さそうですね。
ちなみに自身は暗殺され、家族も殺害され、記憶の断罪というローマ市場最高の罰を受けます。
セステルティウス青銅貨
非常に美少年だったというカリグラ帝。
確かに、イケメンですよね。数は非常に少ないです。
いかがでしたか。
僕はこの皇帝ヒストリーの面白さは、
みなさんが古代コインに興味を持つ大きなキッカケになってくれるといいなと思っています。
(ちなみに僕の話は少し面白い風にしているところがありますので、大目に見てください)
僕のコラムはシリーズものといったのが特にないので、これをキッカケに皇帝シリーズでも始めたい。。。
以上です。
さて、今日はプロテイン(倉永さんに影響されています)を片手に大好きな古代コインとイギリスコインを部屋で眺めます。