みなさん、こんにちは。
先月もオークションでワクワクしておりました。毎日ワクワクしていますか?
ワールドコインディーラーのKazuです。
先月はスイスでオークションがありましたのでその結果をご報告したいと思います。
前回のコラムで注目していたナポレオンコインですが、
やはり強気のマーケットでした!
<Maison Palomboオークション>
① 1862A ナポレオン 有冠 100フラン金貨 MS64(NGC)
落札価格:14,400CHF(手数料込価格:16,920CHF)
13年1月のヘリテージオークションから手取り価格はおおよそ3年で約1.6倍に!!
もちろん円ベースでの話です。
1年間で20%伸びています。やはり高鑑定は需要が強いですね(^-^)
2013年1月ヘリテージで落札した場合、購入価格:約880,000円(輸入消費税込)
*2013年1月10日 三菱東京UFJ TTS 89.2円
2016年10月 Maison Palomboで販売となった場合、手取り金額:約1,390,000万円
*2016年10月31日 三菱東京UFJ TTS 106.99円
② 1864A ナポレオン 有冠 100フラン金貨 MS64(PCGS)
こちらについてもPCGSのレコードがないため単純比較はできませんが、
13年4月のヘリテージのオークション結果から見ても大きく上昇していることが分かります。
NGCの64が13年から14年にかけて値下がり?しているように見えます。
こちらについては次回のコラムにてお話しさせていただきます。
さて、今回お話しさせていただくのは、
プトレマイオス朝コインの中のアルシノエ2世です(^-^)
表面:K=クレオパトラ『父親の栄光』
裏面:ΛPΣINOHΣ=アルシノエ
裏面:ΦIΛAΔEΛΦOΥ=プトレマイオス2世ピラデルポス
プトレマイオス朝エジプト??
あまり聞いたことがないかもしれません。又は教科書には出てきていたかもしれません。
私もコインに出会うまでは正直聞いたことがない!
時代はアレキサンドロス3世(通称:アレキサンダー大王)の死後です。
アレキサンドロス3世の死後、ディアドコイ戦争が勃発(後継者争い)しその後継者の一人であったプトレマイオスが設立した王朝です。
このコインが好きなのは3つの理由からです。
① 古代の中で珍しい大型コイン
→重量は約28g!
②『アルシノエの肖像』
→やはり女性というのは男性にとって重要ですよね。。。笑
この時代の女性大型コインが珍しくまた、この人の人生も面白いのです!!
波乱万丈です!
今の時代なら、、
ワイドショーを賑わせること間違いなし(0 0)
■プトレマイオス1世の娘として生まれ、
トラキア王国(現在のバルカン半島南東部)のリシマコスと政略結婚。
■リシマコスが戦死すると異母兄のプトレマイオス・ケラウノスと結婚。
しかしケラウノスもまた戦死してしまう。
■エジプトに戻り、実弟のプトレマイオス2世と結婚(姉弟結婚)
共同統治を行う。
③ そして裏面の彫刻の素晴らしさ!『豊穣の角コーニュコピア』
*コーニュコピア:ゼウスが幼い時、哺乳した山羊の角
このコーニュコピアは泣き叫ぶゼウスに、
育ての親の女神アマルティアが自らの乳を与えたとされています。
このアマルティアは時に山羊として表現されており、
みなさんもご存じの山羊座の由来となっています。
そしてこのコインに、なぜ私が惹かれるのか。。。
それは私が山羊座だからなのです!!
しかもクリスマスイブ生まれ!→これ関係ないですね。。。
クリスマスイブ生まれのあるあるは、
クリスマスケーキと誕生日のケーキが同じになってしまうことです(><)
12月生まれの方はそんな経験された方はいるのではないでしょうか??
そしてサンタさんのクリスマスプレゼントと自分のクリスマスプレゼントが一緒に。。。。
小学校の私は毎年プレゼントが一つ少なかったのです。
これは小学生には悲劇です~(;’∀’)
全く皆さまは興味がないと思いますので、私の個人的話題はこの辺でm(_ _)m
最後にいつものように。。。
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人間、思いあがらずに何ができましょうか。
美人はわが身が美しいと思いあがっておればこそ、より美しくみえ、また美しさを増すものでござりまする。
才ある者は思いあがってこそ、十の力を十二にも発揮することができ、膂力ある者は我が力優れりと思えばこそ、肝の底から力がわき上がってくるものでござります。
南無妙法蓮華経の妙味はそこにあると申せましょう。
国盗り物語 司馬遼太郎より
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思い上がりだけではいけないとは思いますが、この発想も好きです。
Kazu.