資産運用と趣味の2つの要素を兼ね備えており、投資家や富裕層から注目されているアンティークコイン。一般的に、100年以上前に製造・発行されたコインのことを指しています。
そんなアンティークコインですが、どれくらいの種類が存在しているのでしょうか。各国で様々なコインが発行されていることを考えれば、とてつもない数の種類があるのが想像つきます。
そこで今回は、アンティークコインの種類はどれくらいあるのかについて紹介していきます。
1 アンティークコインの種類はどれくらい?
1.1 全世界では20万種類?
1.2 高値で取引されている種類はどれくらい?
2 代表的なアンティークコインを紹介
2.1 雲上の女神 100コロナ金貨
2.2 アレキサンダー大王 スターテル金貨
2.3 ウナとライオン 5ポンド金貨
3 まとめ
1 アンティークコインの種類はどれくらい?
アンティークコインは、とても多くの種類があります。100年以上前のコインを指しているため、範囲が広くてデザインの種類がとても多いのです。
ここでは、全世界でどれくらいの種類があり、高値で取引されている種類の数はどれくらいなのか紹介していきます。
1.1 全世界では20万種類?
アンティークコインの種類は、現在20万種類ほど存在するとされています。現代でもそうですが、昔から貨幣・コインは数年・数十年ほどでデザインが一新されます。
しかも、アンティークコインは世界規模です。特定の国が発行したコインではなく、世界各国の100年以上前のコインのことを指しています。
さらには記念硬貨なども含まれるため、とても種類が豊富となってしまいます。そう考えれば、20万種類ほどあるというのも納得することができるのではないでしょうか。
20万ほどある種類の中から、お気に入りのコインを見つけて手に入れてみてください。
1.2 高値で取引されている種類はどれくらい?
20万種類ほどあるとされているアンティークコインですが、そのすべてが高値で取引されているわけではありません。高値で取引されているのは200種類~300種類ほどです。
この理由は、コインの価格の決まり方が関係しています。アンティークコインは、需要と供給のバランスによって価値が決まるのが一般的です。
需要が高まるのは、コインのデザイン性や歴史的背景など様々な理由があります。デザイン性が高かったり、特殊な歴史的背景があったりすれば需要が高まって高値で取引されるのです。
供給面では、現存する枚数や発行された枚数がポイントになります。現存する枚数が少なくて流通量が少なかったり、そもそも発行された枚数が少なかったりすれば供給不足となって高値になるのが一般的です。
このような需要と供給のバランスから、現在高値で取引されているアンティークコインの種類は200種類~300種類ほどとなっているのです。需要や供給は変化しているため、今後高値で取引されている種類も変化していくことでしょう。
投資として考えるなら、今後需要が高まるコインの種類を手に入れるのが成功のコツと言えます。
2 代表的なアンティークコインを紹介
アンティークコインの種類の中には、とても知名度が高い代表的なコインがあります。たくさん有名なコインはありますが、今回は以下の3つの代表的なアンティークコインを紹介していきます。
1. 雲上の女神 100コロナ金貨
2. アレキサンダー大王 スターテル金貨
3. ウナとライオン 5ポンド金貨
それでは、それぞれどんなアンティークコインなのか紹介していきましょう。
2.1 雲上の女神 100コロナ金貨
オーストリアで発行されたコインで有名なのが、「雲上の女神」100コロナ金貨です。1908年にフランツ・ヨーゼフ1世の皇位60周年を記念し、発行された記念金貨となっています。
表に描かれているのがフランツ・ヨーゼフ1世であり、裏には妻のエリザベートがデザインされています。このエリザベートのデザインから、「雲上の女神」と称されているのです。
1908年のみの発行であり、希少価値が高いアンティークコインです。デザイン性も高く評価されており、代表的なアンティークコインとされています。
2.2 アレキサンダー大王 スターテル金貨
とても古い時代のアンティークコインで有名なのが、「アレキサンダー大王」スターテル金貨です。発行されたのは、紀元前336~323年とされています。
紀元前に発行されただけあり、歴史的価値もあるアンティークコインです。表にはアレキサンダー大王が描かれ、裏には勝利の女神であるニケがデザインされています。
2.3 ウナとライオン 5ポンド金貨
イギリスで1839年に発行されたコインが「ウナとライオン」5ポンド金貨です。実は、「世界で一番美しい金貨」と評される金貨となっており、代表的なアンティークコインの1つとなっています。
表にはヴィクトリア女王が描かれており、裏にはウナとライオンがデザインされています。ウナとは、英国詩人エドモンド・スペンサーの作品に登場する人物のことです。
ちなみに、「ウナとライオン」の発行数は400枚だけです。デザイン性と希少性が高く、とても人気で需要の高いアンティークコインとなっています。
3 まとめ
アンティークコインの種類は豊富です。世界にあるアンティークコインは、20万種類ほどあるとされています。
その中でも高値で取引されているのは、200種類~300種類ほどです。需要と供給のバランスにより、アンティークコインの価値は決まります。
そして、現在では200種類~300種類ほどが高値で取引されているのです。需要と供給のバランスは変動しているため、高値で取引される種類も変わるので注意してください。
ちなみに、今回紹介した代表的なアンティークコインの種類は、いずれも高値で取引されているコインです。他にもたくさん有名なアンティークコインはあるため、色々調べてみてください。