アンティークコイン グレード

アンティークコインのグレードとは?コインの価値をしっかり見極めよう!

その他・コラム等

2019.8.2

 

海外を主に投資の対象として名高いアンティークコイン。

現在は日本でも経済の不安や低金利の影響から興味を持つ人が増えてきました。

 

アンティークコインコインの需要はこれからさらに高まり、価値も上がっていくことでしょう。

せっかくならより良い品を手に入れたいものです。

 

この記事ではそんなアンティークコインの価値を左右する「グレード」について、

そしてグレードをどのように見分ければ良いかお伝えします。

 

1.アンティークコインのグレードって?

1-1.アンティークコインのグレードの分類

2.アンティークコインのグレードを見抜くなら、鑑定機関でグレーディングを

2-1.主なアンティークコインの鑑定機関

2-2.アンティークコインのグレーディングのメリット

3.アンティークコイン鑑定機関のグレードランク

3-1.アンティークコインの特別なグレードランク

4.まとめ

 

アンティークコインのグレードって?

 

アンティークコイン グレード

簡単に言うとコインの価値の分類を指しています。

コインの状態などによってコインの価値が決定されます。

 

アンティークコインのグレードの分類

 

古銭やコイン、近代・現行貨幣の保存状態を表すコイングレード評価(アンティークコイングレード)

の基準は下記の通りです。

 

 

完全未使用

表面の輝きが製造時の状態を保ち、製造後の摩耗・スリキズ・当たりキズなど全くないもの。

ただし、ごく僅かな製造時のスレ・当たりキズは認められる。

 

未使用

表面の輝きは製造時の状態を保ち摩耗がない。

しかし、製造時や運搬時のスリキズや当たりキズが僅かにある。

 

極美品

全体としては未使用の状態に近く、表面に製造時の輝きを残している。

ごく僅かな摩耗がみられ、肉眼で認められるスリキズや当たりキズが僅かにある。

 

美品

流通時の摩耗・スリキズ・当たりキズ・汚れ・変色が認められる。

未使用の輝きを一部に残すものから、図案の一部が摩耗により見えないものまで含む。

 

このコイングレードに含まれる古銭やコイン、貨幣が最も多い。

 

並品

全体に摩耗がすすみ高い部分の図案の多くが消えている。

キズが多く、汚れ、変色も全体に見られる。

 

(『日本貨幣カタログ』より引用)

 

当然ながら、未使用品の方が価値が高くなりますね。

 

アンティークコインのグレードを見抜くなら鑑定機関でグレーディングを

 

アンティークコイン グレード 鑑定

鑑定機関にコインの価値を格付けしてもらうことをグレーディングと言います。

アンティークコインの状態は素人が見てもよく分かりません。

 

中には偽物なども出回っているため、判断するのが難しいです。

 

良い投資と思っていたコインが実は価値のない物だったという事態になっていたら、

目も当てられませんね。

 

そんな時は鑑定機関にコインの価値を判断してもらいましょう。

 

主なアンティークコインの鑑定機関

アンティークコイン グレード 鑑定

 

PCGS社

 

・NGC社

 

アンティークコインの鑑定市場はほぼこの2社が占めており、

両社ともアメリカの機関です。

 

PCGS社の方がより、審査が厳しく信頼性も高いとされています。

 

アンティークコインを購入する時はこれらの機関の鑑定付きかどうか確認しましょう。

鑑定されていない場合も、これらの機関に鑑定してもらうことが可能です。

 

アンティークコインのグレーディングのメリット

 

 

 

グレーディングをしていないコインは実際はどのグレードか不明なため、信頼性がありません。

しかし、鑑定機関で格付けされたコインは識別番号を振られるため、そのグレードで相違ないという証明になるのです。

 

グレーディングをされた事により格付けされたコインは信頼できるコインとして認められたことになります。

 

アンティークコイン鑑定機関のグレードランク

アンティークコイン グレード

鑑定機関でのグレードランクは大きく分けて、

元々、投資目的で特別な工程を経て作られた「プルーフ(PF/PR)」

 

流通用に製造された未使用品「ミントステイト(MS)」

 

の2種類に分類されます。

 

当然ながらプルーフ(PF/PR)の方が希少性も高く

本来は流通用に普通に作られたミントステイト(MS)よりも価値が高くなっています。

 

また、鑑定機関により状態などによってコインの価値を表す数値が付与されます。

 

プルーフ(PF/PR)、ミントステイト(MS)

共に70段階の数値で評価され、1が一番悪い状態、70が一番良い状態とされています。

 

アンティークコインの特別なグレード表記

アンティークコイン グレード

また特別な鑑定表記もあり、当然ながら同じグレードランク表記であっても価値はより高いものとなっています。

 

UCAM(Ultra Cameo)

NGC社のプルーフコインの最上級グレードです。

 

・DCAM(Deep Cameo)

PCGS社のプルーフコインの最上級グレードです。

 

これらのコインは鏡面仕上げでミラーの光沢があることが特徴です。

 

・FIRST STRIKE, EARLY RELEASE

これらは発行年度の初回出荷のコインで、通常のコインより値上がりしやすい傾向があります。

 

他にも様々な特別表記があります。

まとめ

 

アンティークコイン グレード

アンティークコインと一口に言っても、そのグレードによって価値が変わります。

 

そしてそのグレードの信頼をより強固にするのが、PCGS社やNGC社といった鑑定機関です。

鑑定されることによって、よりその価値が上がることは言うまでもありません。

 

せっかくアンティークコイン投資をするなら、表面的な美しさや人づてに聞いた話から自分だけで判断せず、

専門家に鑑定してもらい、その価値を裏付けましょう

アンティークコインを資産として持つ、自信と安心感に繋がりますよ。

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