日本が縄文時代に実は世界には繁栄国家があった!?

2016.4.11

こんにちは、歴史の研究も趣味の一環として行っている原田です。

今回は「日本が縄文時代に実は世界には繁栄国家があった」と言う事をお話していこうと思います。

皆さんは、「縄文時代」と言うと日本の一番古い時代と言うイメージが、沸いてくるかと思います。

では、実際「どれくらい前の時期で、何年くらい続いたのか?」ご存知でしょうか?

 

詳しく聞かれるとあまりピンとこないと思います。そのはずです。

実は、縄文時代の実年代は,その発生の時期が前1万 2000~4500年とはっきりしていないんです。
しかし終末は前3~2世紀頃とされています。

従来は「草創期」「早期」「前期」「中期」「後期」「晩期」6期に分けるのが一般的になっていいます。
紀元前131世紀頃から紀元前4世紀頃までに発展した時代が縄文時代です。

皆さんはこれで「おお~!そうなのか!」と思われるかも知れませんが、文化として土器の出現や竪穴住居の普及、貝塚の形式はありますが、「国」と言う組織は全く存在していないのです。

ではどうやって人間同士コミュニケーションをとっていたの?と言うと、学説が飛び交っています。

まだ漢字の伝来は、ずっと先の時代ですので、実は「言葉」はなく、意思疎通は「ボディーランゲージ」だったと言う説。 「神代文字(じんだいもじ、かみよもじ)」と呼ばれる「絵文字」を使っていた説。

もうひとつの説は、古代日本に古代イスラエルの民(失われた十支族)が渡来し、「文化」や「古代ヘブライ語」を教えていたという説があります。

では、後者の説にスポットを当てて話を進めて参ります。

古代日本では、上記で書かせて頂いたようにまだ「国家」が存在しないので「文明」も生まれる事が不可能に近い状況でしたが、古代イスラエルの民(失われた十支族)が渡来し、高度な「文化」「文字」「言葉」を教えたのであれば、この時代から世界では「国家」や「高度な文明」が既に存在し、繁栄していた事が立証出来ます。

「日本」は世界最古の国としてギネスに認定されてはいますが、「国家」としての確立は紀元前2世紀終わりからの小国分立からと言われていますので世界の国々から見るとかなりの「差」があります。

では、日本でまだ何も「国家」すらなかったこの時代の世界の様子を検証していきます。

中近東では、紀元前15~前6世紀に「エジプト前王国→エジプト王国→エジプト」、「ヒッタイト王国→アッシリア→リディア」、「ヘブライ王国→ユダ王国」「フェニキア王国」、「バビロニア王国」、「メディア」「新バビロニア」と各国々が設立されており、紀元前550年に アケメネス家のキュロス2世によってメディアが倒され、アケメネス朝ペルシアが建国され、その後も征服活動を行い、紀元前546年リディアを、紀元前538年新バビロニアを滅ぼし領土におさめます。

次のカンビュセス2世は、残るエジプトを征服し、全オリエント統一を果たしました。

この時代を代表する世界最古の繁栄国家「アケメネス朝ペルシア帝国」の誕生となります。
「アケメネス朝ペルシア帝国」が誕生する前に、文明がひっくり変える様な大いなる「大発明」がなされます。

もうお気づきかと思いますが「通貨=お金」の発明です。

紀元前670年に、リディア王国が世界最古の通貨「エレクトロン貨」を発行しました。

今までの「物々交換」の歴史を大きく変える「お金」の誕生です。おそらく日本では、「国家=統括」がなかった為、誰にお仕えする事もないので人々の生活は、食べ物は狩猟してきた「お肉」と釣ってきた「お魚」を物々交換してきたことでしょう。

しかし、世界ではこの時代に「王様=支配者=統率者」にお仕えし報酬として「お金=貨幣」を貰い、「貨幣」で物と交換する「物を買う」事を既に行っていたのです。

リディア王国の「貨幣」の発明は次に「商業」を生み出します。「働いて報酬を貨幣にて得る」、「貿易を行い貨幣にて支払いをする」この今では世界で私達の常識になっている事がここから原点として生まれたのです。

しかもこの「貨幣」は「貝殻」とは違う金や銀を溶かして 「コイン」に形を整え、しかも表面、裏面にデザインまで施されています。
信じられない発想と技術力としか言いようがないと言えましょう。 私達が全く「お金」というものを知らず、発想力で開発する事は不可能と言えます。また「貨幣」の発明により素晴らしい文明、文化の発展して行きます。

 

上記に記載した国家は中近東のお話でしたが、ヨーロッパでは、どうだったか?と言うと同じ時代に「スパルタ・テーベ」、「マケドニア王朝」から「アレクサンドロス帝国」へと移り変わっていきます。
もちろん、「リディア王国」から生まれた「貨幣=コイン」は海を渡り、ヨーロッパの各繁栄国家で独自に発行されていきます。

アジア圏内はどうだったか?と言うと、日本と同様にまだ「国家」が形成されていませんでした。

しかし中国では、「貨幣」の文化はなかったのですが、紀元前10世紀頃「宝貝」と呼ばれる貝殻がお金の変わりに代用されていました。

その後リディア王国が「コイン」を発行した時期に「空首布」と呼ばれる鍬(農機具)が「物」と交換し使用されていました。これが中国の「貨幣」の原点となっていきました。

日本も「貝塚」は在りましたが、食料として食べた貝を捨てるゴミ捨て場として使用していただけで、「貨幣」としては使用していなかったようです。

日本で「貨幣=コイン」の誕生は、西暦708年の「和同開珎」発行と言われていますのでどれだけ世界が発展していたかは一目瞭然です。日本は島国だからと言っても縄文時代から、これだけ大きな「文明の差」を見せ付けられていたのですから、縄文時代から時が経ち、日本に世界の文化、習慣が初めて入ってきた瞬間は、当時の人々は改めてどんな気持ちだったのだろうと思います。

今まで見たこともない文化、聞いたこともない言葉の「異国人」が現れるのですから、おそらく今の私達が「宇宙人」と遭遇して「宇宙人」の文明を教えてもらう感覚と同じかそれ以上だと思います。

色々書かせて頂きましたが、高度な文明の発展は人々が「国家」を形成し、「国家繁栄」の為に創造していくものだと言う事が、日本と世界の太古の歴史から学びとる事ができます。

現在も「世界各国」それぞれが繁栄しているからこそ私達の生活が安定を目指し、様々なものを生み出し、学習していけると私は深く感じます。

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