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なぜ コイン投資 をお勧めするのか?

アンティークコインTVをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

こんにちは、税務セレクターの原田です。

本日も私の独自の考え方になってしまうのですが、どうぞ最後までお付き合い下さいます様、宜しくお願いいたします。

「投資」と「投機」で大きな違い!?

私は、職業柄色々な方とお会いして「資産運用」や「投資」のお話しを聞かせてもらい、様々なアドバイスをさせて頂く立場になっているのですが、
最近聞かせて頂いた「投資」で失敗した例を書かせて頂こうと思います。

その方のお話しは大変仲の良い友人から進められたという「FX」での投資のお話しでした。
その友人はある日「いや~50万儲かっちゃったよ!!」なんてビックリする話をしてきたそうなんです。
「なんだ?なんだ?」とその友人に聞いてみた「FX」の話を得意げにしてきました。
その方は、投資初心者でも有り、儲かりたい一心でしたので、そんなに言うならやってみるかと興味本位で口座を開設し、誰でもわかる初心者のFXの本を購入し、いざFXを始める事にしたそうです。
誰に聞くこともなくただ「独学」でスタートしてしまったのです。

「FX口座には、貯金していた50万円が入っている。よしはじめるぞ!!あいつみたいに儲けてやる!!」
そんな思いで一杯だったそうです。
最初に始めたのが、友人から勧められていたアメリカドルと円の取引によるスワップポイントを狙った取引でした。
パソコン上に数字が並んでグラフが小刻みに動いている…。
本で勉強した通りに夢中でパソコンの画面とにらめっこしてたそうです。最初は、ビギナーズラックと言うのでしょうか、慎重に慎重に取引をされていたのも有り、
数か月でかなりの利益を出したそうです。

その方は、投資資金が多ければもっと利益が出るはずと、この数か月で出た利益プラス貯金を更に切り崩し、150万円の資金でスタートされたそうです。
その時、その方は自分自身で「外貨貯金をしている」「自分は投資家」と全く不安なく自信だけがみなぎっていたと言われていました。
「FXセミナー」に参加したりして、「FX自動売買ソフト」も購入されたそうです。

しかし、ある取引で今まで経験した事のない「損失」が出てしまってからは、転がる様にマイナスとなってしまい、「やばい…取り返さないと。」その焦りから今まで必死に貯金した金額全部投資し、気が付けば借金はしなかったものの貯金ゼロになってしまったそうです。
精神的に病み、体重も一気に5キロほど痩せたそうです。その方は後日談として、言われていたのが「熱くなりすぎて、損失を取り返そうの一心で自分を見失った」と。

そう「投資」ではなく、「投機」になってしまったのです。
投資が投機どころか、博打のようにパソコン上の数字のマネーゲームにはまり込んでしまったのです。
決して「株・FX」が良くないとは言いませんが、預金資産を数字に置き換えての言わば「マネーゲーム」ですから、熱くなりすぎて博打感覚になり、「投機」になってしまうのであれば、せっかくの投資商材も生きてはきません。
「投資」とは、「儲ける事」ではなく、自分の資産をいかに「保全」しながら「運用」していく事が本来の姿と思います。
自分の生活や精神状態にゆとりがなく、不安定な時期に「投資」を行えるでしょうか?行わないのが普通です。
「投資」してもリスク面が大きければ大きい程、精神的にも病んでしまいます。
精神的に悩んでしまうと、投資に最も重要とされる「判断力」が鈍ってしまいます。
「投資」して得た代償が「利益」と「病気」ですと身も蓋もありません。

アンティークコインは歴史的に価値がある実物資産です

資産を保全する為には、現金、預金の「金融資産」と何らかの「実物資産」で保有するのが最適と言われています。
実物資産は、その種類によって特徴もリスクも異なります。そのため、実物資産とひとくくりにして、安易に投資をしてしまうと、売るに売れない、急激に価格が下がるなどのリスクに直面することになります。

アンティークコインが「投資」「保全」で注目されているとは言え、日本のアンティークコイン投資の先駆者と言える加治将一氏が先日Twitterで「日本国民の99.9%がまだアンティークコインを知らない」とつぶやかれていました。まさに、その通りだと思います。
欧米ではアンティークコインに対する「資産運用」がメジャーであるにも関わらず、どうして日本では今まで注目されなかったのでしょうか?
理由としては、数々挙げられますが、「古銭」に対する考え方の違いがあると思います。

アンティークコインや古い古銭と言うと日本では、「古銭」というと江戸時代の「大判・小判」がイメージされると思います。
世界の貨幣のイメージはなかなか出てきません。
「大判・小判」は古銭商の間では保存状態によって数十万~数百万円で取引されています。
しかし、「大判・小判」を投資商材で考えた場合、日本国内だけの市場が中心となってきます。一部の海外のコレクターが欲しがるのですが、海外での投資運用目的の投資家は購入されません。
世界中のアンティークコインですと、市場が大きく広がる為、年間で毎日のように開催されているオークションで出品する事が出来ます。
また実際気になるのが本物か偽物か?が気になられるところではないかと思います。アンティークコイン業界では、真贋はもちろんコイン自体のグレードを鑑定する大手機関が存在する為、心配であれば鑑定機関の鑑定済みコインを購入されていれば問題はクリアされます。土地や不動産と違って購入する際のコイン自体の所有登録など不要ですし、匿名性に守られています。

持ち運べる実物資産

アンティークコインは、ポケットに入れて持ち運べる実物資産です。実物資産を所有する際に気になるのが「維持費」です。
土地や不動産の場合、資産価値に合わせた「固定資産税」は必須ですし、アパート、マンション運用として賃貸として貸出し、家賃収入で運用されている方も多いですが、その場の月々の家賃収入はもちろん入ってきます。

しかし、オーナーである以上、借主の退去時のリフォームの手配や保全修繕費の負担は避けて通れません。
現在投資として一番利幅が大きいとされているクラシックカー投資で、年代物のクラシックカーを所有されている方の場合は、ほとんどが極度の車好きの方ばかりです。メンテナンスに大変気を使い、保管場所も雨風が凌げる場所を準備しなければなりませんし、ほぼ毎日のようにお手入れしなければなりません。
そういった努力こそクラシックカーの最大の魅力を引き出し高額で取引されるのです。精密品で年代物であればある程、「維持費」は高額となってきます。

金・地金・プラチナ・ダイアモンドの実物資産は、保管場所をしっかりしていればメンテナンス維持費は掛かりません。
しかし、今後未来にも製造発掘できる資産ですので、時の時価相場に変動され、損得時期がはっきりしています。購入時よりプラスにもなれば、マイナスにもなる商材です。
アンティークコイン資産は、金・地金資産に似ています。保管場所をしっかりしていれば、それ以上の維持費は余程がない限り、変わりは有りません。

しかし大きく違う点は、
①「匿名性が高い」
②生産したくても生産出来ない。歴史上発行された枚数しか実在しない。
③「美術品」要素が高い為、コレクションとしても楽しめる。
④投資目的以外のコレクターが世界各国に多く、市場が開拓されている。
⑤取引市場が投資目的では無い為、オークション出品が出来る。
⑥硬貨なのでさほど場所を取らない。
⑦金などのグラム取引ではなく、コイン1枚の価値に基づいた取引金額
等があげられます。

最近では、相続や贈与などでもアンティークコインが対象となっているケースも多いです。
そうなってくると、まさに「投資」しながら、しっかりと「資産保全」していける最高の資産と言えます。
コインは、世界各国で時代ごとに発行された「貨幣」ですので、お手持ちのコインにはコインがたどってきた歴史が刻まれています。
例えば
「なぜこのコインが発行されたのか?」
「発行された時の時代背景に何が起きていたのか?」
「発行枚数は何枚なのか?」
「実際、何枚のコインが鑑定機関で鑑定済みとされているのか?」
「保存状態はどうなのか?」

で大きく金額が違ってきます。
アンティークコイン投資は「投資」の勉強と言うよりも「歴史」の勉強がポイントになってきます。
絵画や彫刻のように鑑賞し、楽しみながら勉強していける「投資」はアンティークコインの一番の特徴なのです。

アンティークコインは魅力を楽しみながら「投資」出来ます

最後になりますが、「投資」をされるのであれば、「金融資産投資」であろうと「実物資産投資」であろうと、その商材についての勉強が必要になってきます。アンティークコインは、コイン自体の歴史やグレードの勉強になりますので、美術品として鑑賞し、歴史を学び楽しみながら投資出来る「資産」の極め付けとお勧め致します。
最初は、投資目的の方も次第にアンティークコインの魅力にはまり、手放すのが惜しいコレクションとされている方も多数いらっしゃいます。
知れば知るほど「アンティークコイン」は奥が深い、魅力的な資産なのです。