みなさんこんにちは。
アンティークコレクター、Mr.Mizushinaです。
イギリスのユーロ離脱が決まり急激な円高が進んでおりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて本日は第2回目となりました私が特にお気に入りのコインを何枚かご紹介させていただきます。
まず1枚目はこちら、
「1724-27年 ブラジル ジョアン5世 20000レイス金貨」
ブラジル金貨で最大、そして最も人気のある20000レイス金貨。
このコインの魅力はやはりその重さです。重量は他の大型金貨を凌駕する53,78g!!
裏に刻印された4つの「M」はブラジルの南東部に位置するミナスジェライス州の頭文字で、ここの金鉱山から産出されたゴールドでこの金貨は作られています。
当時のブラジルはポルトガルによる植民地支配を受けていたため、表面にはポルトガルの紋章が描かれています。
ミナスジェライス州は1693年に金が発見されて以降、ダイヤモンドなどの鉱山の開発が進み、
「宝石の鉱山」と呼ばれるようになってこれが州名となりました。
発行枚数は不明ですがその殆どがヨーロッパに持ち出されて潰された為、現存数は非常に 少なく、
最近の市場ではめっきり姿を見かけることがなくなり、市場価格はここ数年で著しく高騰しております。
2枚目は
「1912年 イタリア ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世 100リレ金貨」
世界的に大変人気のあるヴィットーリオ・エマヌエーレ3世金貨。
こちらも32,258g と大変重量感のある大型金貨です。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世(Vittorio Emanuele III, 1869年11月11日 – 1947年12月28日)は、
サヴォイア朝の第3代イタリア国王(在位:1900年 – 1946年)、
初代エチオピア皇帝(在位:1936年 – 1941年)、
初代アルバニア国王(在位:1939年 – 1943年)、
初代モンテネグロ国王(在位:1941年 – 1943年)。
イタリア王国の君主として46年もの長期間在位しました。
注目すべきは彼の経歴ではなく彼自身がコイン研究者であり、熱心なコレクターだったと言うことです。
どうりでバラエティーが豊かで、デザインも秀逸で名品が多い訳ですね。
裏面には鋤を持つ女性が描かれています。
こちらの金貨は1910年、1912年、1926年、1927年の4年間の発行で
枚数はそれぞれ2,013枚、4,946枚、40枚、30枚です。
しかし現在入手が可能なのは1912年のみで他はまず市場には出てきません。
3枚目は
「14-37年 古代ローマ帝国 ティベリウス アウレウス金貨」
古代コイン好きにはたまらない名品。
ティベリウス・ユリウス・カエサル(Tiberius Julius Caesar、紀元前42年11月16日 – 紀元後37年3月16日)は、
ローマ帝国の第2代皇帝(在位:紀元14年 – 37年)。初代皇帝アウグストゥスの養子。
なお、イエス・キリストが世に出、刑死したときのローマ皇帝である。
イエスの言葉である「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに」の「カエサル」とは、ティベリウスのことです。
裏面には母親であるリウィアの座像が描かれています。
アウレウス金貨の中でも有名な一枚で、元々現存数は極少ないですが最近は市場でも殆ど姿を見せなくなりその分価格も高騰しています。
以上今回も3枚の素晴らしい金貨を紹介いたしましたが、共通しているのはどれも世界的に人気があり、希少性も兼ね備えていますので状態の良いものは大変優秀な資産になるということです。
これが私のコレクションする上での大切なポ イントです。
他にもまだまだ沢山ございますのでそれはまたの機会に