こんにちは!
古銭コレクターのコータです。
私が主にヤフーオークションを通じて購入、保有し、値上がりしたコインをご紹介したいと思います。
今回はコイン本体価格の大きさではなく、
投資対効果の目線でのベスト5です。
(すべてスラブ入りではなく裸のコインとなります)
■第5位■
『イギリス ヴィクトリアゴシッククラウン銀貨』
¥33520 → ¥66000 保有期間 4日間
言わずと知れた世界一美しい銀貨、ゴシッククラウン。
この銀貨は表面の磨耗が激しく、
グレーディング的にはVF以下の状態でしたが、あっという間に売れてしまいました。
ゴシッククラウンというネームバリュー、ウィリアム・ワイオンの作品という事に加え、
何より「なんでも鑑定団」放映前の「ウナ・ライオンが出るぞ!」という噂に、
コイン業界がザワザワしてたタイミングというのも一理あるかと思われます。
このコインは、人気はもちろんの上、
「タイミングの良さ」 で売却できたコインですね。
■第4位■
『神聖ローマ ザルツブルグ シグムンド三世 ターラー銀貨』
¥5760 → ¥14083 保有期間 10日間
今一番人気のある時代ともいえる神聖ローマターラー銀貨。
大型で大変見栄えする銀貨ですが、
落札した状態は表面の磨耗、錆、が激しくグレーディングなんてもっての他の感じのコインでした。
しかし、それでも売れてしまうのがロマン溢れる神聖ローマ時代のコインの良さではないでしょうか。
なぜ、こんなに安く落札できたかというと、
実はこのコイン、ヤフオクでの商品名が『外国銀貨』としか表記してなかったのです。
これには驚きました。
私としてはラッキーですが、
欲しい方に伝わるように商品名を表記しないといけないですね、、
このため、すぐに入札し、競り合う事なく落札できました。
このコインは、失礼な言葉ですが、保有者の知識不足から発見した、
「掘り出し物」 コインでした。
■第3位■
『メキシコ 貿易銀貨』
¥685 → ¥2480 保有期間 約半年間
このコインも磨耗が激しく、
落札した金額がちょうどいい相場かな?
というイメージのコインです。
メキシココインの代名詞でもある鷹の刻印がスレすぎてしまい、
凛々しさも雄大さもなくとても間が抜けた顔に仕上がっていました。
そんなスレすぎメキシココインですが、
なぜ売れたかといいますと、コインの見方を180度変えて「愛敬のあるかわいい鷹」として表記し、
グレーディング重視の方ではなくマニアックな方向けにアプローチできたからだと思います。
実際にマン島ネココインだったり、中国のパンダコインなど、コインコレクター以外の方でも保有する事があるように、
ヤフオク内にも様々なユーザーの方がいらっしゃいますので、「出口は一つではない」と改めて感じた瞬間でした。
このコインは、
「セールスポイントを変えた」
ことにより売却ができたコインでした。
■第2位■
『インド 寺院貨幣 銅貨 年代不詳』
¥510 → ¥2580 保有期間 約半年間
このコイン、おもちゃのようなかわいい絵が彫ってある古~いコインです。
年代を調べても全く解らず、状態がいいか悪いかも解らず、ただ錆は少しあるといった感じでした。
なぜ売れたか、自分自身もまったく解らなかったので落札者の落札履歴を見させて頂いて初めてわかりました。
インド仏教です。
小さな仏像から、仏具まで落札されてる方で、このインド寺院貨幣になにか感じたのでしょう。
実は以前にもこういった経験があり、ここには書きませんが、バチカンのローマ教皇銀貨を扱っていた時、
とても熱心な方からいくらで売ってくれるかと質問攻めにあった事があります。
そういった事もありやはり宗教の力、崇める力は凄まじいなと感じました。
このコインは、
「目に見えない何か」
によって売ることができた有り難いコインです。
■第1位■
『神聖ローマ ザルツブルグヒエロニムス ターラー銀貨』
¥3810 → ¥18323 保有期間 10日間
やはり神聖ローマ、掘り出し物がとても多いです。
このコインは、第5位の方から同じタイミングで落札したもので、
表記には「外国銀貨」としか記載されていませんでした。
状態は良く多少の磨耗はあるものの、
グレーディングにだしてVFはつくのではないかと思えるほどでした。
実際に買ったコインが6倍で売れるともちろん嬉しいのですが、
その反面、この保有者の方がが知識不足の状態で、
価値のあるコインを扱ってると思うと怖くてたまりませんね。
無知はリスク。
低額出品、梱包の質からみても「雑さ」が滲み出ていました。
とても残念な事です。
このコインに関しましては、
「本当の価値を付ける事ができた」
ことにより、高利回りで売却することができたコインです。
*番外編*
『クック諸島 ラッサンペガサス 金貨』
¥2850 → ¥5250 保有期間 20日間
このコインは異質で、ヤフオク内のネックレスのコーナーから見つけ出しました。
そう、コインネックレスです。
カナダメイプルリーフ金貨、
ラッセン金貨、
ヴィクトリアソブリン金貨、
テトラドラクマフクロウ銀貨など、
直径2センチほどのコインが人気みたいです。
このラッセン金貨はコイントップとして出品されていました。
ラッセンはイルカの絵などが有名な画家で、
ポスター、カード、本など様々なとこで見かけます。
もしかしたら、ポスターのコーナーにもラッセン関係て金貨が眠ってるかもしれません。
どこに何があるかわからないものです。
このように、ヤフオクにはまだまだ掘り出し物や、
本当の価値を見出だせないで燻ってるコインがたくさん存在します。
もちろん、利益も大事ですが価値のある、歴史やロマン溢れるコイン達を、
一枚でも多く探していきたいものですね。
それでは今回はこの辺で失礼します。