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ナポレオンコイン ~ダビ選抜~

ダビだよぉぉおおお
ダビがコラムを書いている本日がHalloweenで10月が終わり、明日から霜月。

年末のスイス最古のコイン老舗のオークション幻のフランスコイン2個が出品されるので、
落札結果で如何なることが有ろうとも驚かない!!
先月の世界中のコインオークションを例にすると、
ダビが最初から謳ってきた我がフランスの試作貨”エセー”の落札額に

「 Oh my God !」

4年前にフランスで私が140万円で手放した20フラン有冠タイプの金貨エセーが
先週のオークションで7万スイスフラン(17、5パの手数料と為替で)880万弱。有り得る???

この記事を読んでくれてる貴方なら、どう反応すればいいと思いますか?

1:悔しく泣く?
2:号泣??
3:納得???

全部だよねええ。

当時は博物館級なのに数字上、過小評価だったから、絶対上がる他ないって過信なぐらい盲信したダビ。
上がるのを分かっていながら、手放したダビ。。。やっぱり号泣!
我が輩の母国語で悔しいトキにC’est à arracher les cheveux!直訳すると「髪の毛を掻き毟るほど」

そうしたいのは山々だが、かきむしる程の髪の毛残ってねええから、悔しさが増す。

また脱線したな。悪うううございます!

 

兎に角、金満家でない限り、プチ-コレクターならコインの売買で不可避の状態。

ずっっと上がり続けることはないって言う人もいるが、
世界有数の一品(絵画、銘醸ワイン、西田敏行のDVDとか。。。)


下がる気配どころか、周知の通り、上がるのみ!

さてと、コインもそうなのでしょうか?

発行数多いものなら、ある程度の矛盾がありますね、
だがもうすぐ2017年に突入するからNgc/Pcgsで現時点では未鑑定のコインが多い!多いがショボいコインが大多数を占める。

Ms級の鑑定済みコインは大体、もう80%近くは鑑定済だと考えます、違いますか???

未だにFDC状態( Fleur De Coin 鋳造時の花、要は完全未使用)が出る可能性がゼロに近い。
相当、健忘症でないかぎり、数十年間保管していたコインが
箪笥から出てこない限りはFdC級で鑑定されるのはもうないんじゃない?
未だに、ヨーロッパではスラブ嫌いの方々が多数居る。

だからこそ、先ほど80パーセントって言っておいた訳です。

今回の有難いいいいお話は、ボナパルト家の「ナポレオン」コイン。
フランス語でお馴染みのナポレオンコイン金貨のコトを「=Nap(ナップ)」って呼ぶのです。

総括的に26種類を指します。それを今回ご説明しましょう。

年代順ではなくPetit Moduleからスタートさせてもらうね。


Number 1 : ナポレオン三世無冠5フラン金貨

ダビが神とも呼んでる第17代パリ造幣局総監J.J.Barre氏のデザイン!

鋳造期間1854年から1855年まで、2年間!
発行数が4,499,940個(450万個!!!)
重さ1,6129グラム
14、4ミリ(エッジタイプが2つ)

どちからっていうと1855年の方が多少高め


Number 2 :上記同様Grand Moduleタイプ

 

鋳造期間1855年~1860年
JJ Barreが1855年に急死したため息子のAlbertが次の総監となるが、パパの作ったナポレオン3世の作品を使う。
発行数24182654個(2400万個)
重さがさきほどと変わらぬ1、6grだがミリ数が16、7ミリ!
特筆すべきなのは1855年A(パリミント)流通した物で完全未使用状態があったら、200万円弱

どこかでお持ちですかあ? 😉 

 Number 3 : 5フラン金貨有冠タイプ
1862年~1868まで発行数が18,006,784個((1800万個)
重さ1,6129gr
ミリ数17ミリ!

Number 4 : 10フラン金貨Petit Module 無冠タイプ

JJ.Barre作の鋳造期間1854~1855年

発行数約486万個
重さ3,22gr
ミリ数17,2ミリ
完全未使用なら1855年は80万円以上
日本人コレクターに有りがちな早合点は大きさにある。
『ちっこいから』と言って安いもんじゃないんですよ。
逆に言わせれば、小さければ小さいほど、好ましい状態のものが少なくなる。
大きいものこそ「大事」と思う習慣が頻繁に見かけます。
若きダビ時代のうちのお母ちゃんは、大型5フラン銀貨をいつも小さいコインと同じ財布のポケットに入れなかったんです。
確かに、そう考えると、サイズ的にプチ-コインはキズだらけ。大事にされないからね。
発行数は半端じゃなくても、余りに多ければ多いほど、杜撰に扱われる。だからこそ、無傷のがより希少。

Number 5 : 上記同様 10フラン無冠金貨

鋳造期間1855年~1860年

大きさが19ミリ
発行数は61,500,000枚(今のフランス人口より多少少ない)
凄い数ね

1855年BB (Strasbourg市)の発行数が3万ちょっとFdcなら70万以上うう


Number 6 :上記同様だが有冠タイプ!

 

何と言っても美しいの一言。

鋳造期間1862年~1868年
発行数
3129万個

Number 7, 8, 9, 10, 11: フランス初の20フラン金貨、ナポレオンボナパルト20フラン金貨”無冠”タイプシリーズ

 

鋳造期間1803年~1807年

何故シリーズ?毎年のように政治上の変化もあって、その変化がコインに現れる。
一つ目のタイプ「ナポレオン第一執政Premier Consul
第二タイプAn 12(1803年)から「ナポレオン帝王 Napoleon Empereur」。。。ともかく全種類の面には「Republique Francaise」フランス共和国!
刻印師Tiolier(前回の記事)も年号に寄ってJeanーPierre Droz,旧暦から再びの西暦など微妙な違いで5つのタイプで分ける!
重さ6、45gr
21ミリ
かの有名マークのAn XI (11年目)西暦1802年1803年元年の発行が僅か6万弱なんでFdc状態なら60万前後
総発行数105万個!

例えば:An14(1805年にあたる)

アトリエが五つ (発行数14万個のA, 1600個のI, 2700個のQ, 1755個のU, 1620個のW)
発行数少ない年号はAu状態でも100万以上。。。

エッジの名文« Dieu Protège la France »神よフランスを守りたまえ、あるいは、フランスは神様に守られている。

正真正銘のナポレオンコレクターなら、全種類を集めるがいい!

経済力あっても数十年間もかかる、最高に面白いコレクションになるぞ!!!

 


Number 12 : 「有冠」タイプ!

 

1807年の面白みは同じ年号でも無冠/有冠があることね

1807年~1815年の百日天下までは、アトリエやDetailだけで、数えるなら、50以上の種類。
大富豪じゃない限り大金をご用意くださいね、さもないと買えねえええ。

今回のナポレオン全シリーズの記事を
二回か三回に分けておきますねええ
12月の記事をお楽しみね。
あと、質問も待ってるよぉぉおおお

David Smith.


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